ちいねり|小祢里
ちいねりは、中学生以下の子どもたちだけで祢里(ねり)を動かす祭礼
ちいねりは、静岡県掛川市・遠州横須賀で毎年9月に行われる中学生以下の子供のみで執り行われる祭りです。春の三熊野神社大祭と同じように町を練り歩きます。

ちいねりは、中学生以下の子どもたちだけで祢里(ねり)を動かす祭礼です。祢里とは、笛と太鼓を積んで曳く山車のことです。
春の三熊野神社大祭に対して、秋に行われます。会場は三熊野神社を中心とした本町通り(遠州横須賀街道)です。
大人が指揮を執りません。準備も、太鼓の指導も、当日の運行も、子どもたちが取り仕切ります。掛川市はこの形式を、全国的にもあまり例がないものと説明しています。
ちいねり(小祢里)とは
ちいねりは、横須賀地区の神社の秋の祭礼です。
水神宮、軍神社、愛宕神社、松室神社など、地区に古くからある神社の祭礼として行われます。
開催は9月中旬の土曜から日曜にかけての2日間です。
名前の由来は2つあります。「小さな祢里」「子どもたちの練り」という意味があると伝えています。
春の大祭との違い
同じ祢里を曳きますが、規模も担い手も異なります。
| 三熊野神社大祭 | ちいねり | |
|---|---|---|
| 時期 | 4月の第1金・土・日 | 9月中旬の土・日 |
| 祢里 | 13台 | 14台(令和8年)。大祭より小型 |
| 曳き手 | 町の大人と子ども | 中学生以下のみ |
囃子も大祭と同じ三社祭礼囃子です。1955年11月1日に静岡県の文化財に指定されました。現在の区分は県指定の無形民俗文化財です。
「シタッ、シタッ」の掛け声も共通しています。
子どもだけで運営するという仕組み

運営の中心は中学生です。年上の子が年下に太鼓を教え、当日の判断も自分たちで下します。
祢里は重量物です。それを狭い通りで動かすため、掛け声と合図が要ります。ここを大人が代わりに務めない点が、この祭礼の特徴です。
開催日と一日の流れ
令和8年(2026年)は9月19日(土)・20日(日)に開催されました。令和9年の日程は、発表され次第お知らせします。
令和8年(2026年)の時程
以下は令和8年の実績です。年により変わるため、当年の発表をご確認ください。
| 9月19日(土) | 9月20日(日) | |
|---|---|---|
| 朝祭り | 6:00〜(14台中5台が運行) | 6:00〜7:30(14台中12台が運行) |
| 昼祭り | 10:00〜17:00(各地区神社の範囲内) | 8:30〜16:30(横須賀地区内) |
| 夜祭り | 18:00〜21:00(各地区神社の範囲内) | 17:30〜21:00(三熊野神社・千秋楽) |
※出典:掛川市 観光サイト「ちいねり(小祢里)」(2026年8月21日更新)
昼祭りの範囲は日によって変わります。土曜は各地区の神社の範囲内、日曜は横須賀地区内を回ります。
日曜の夜祭りは、横須賀地区内から三熊野神社へ向かい、千秋楽を迎えます。
途中に休憩が入ります。常に祢里が動いているわけではありません。
見どころと、どこで見るか
さまざまな顔が見られるお祭りです。特に夜には祢里に明かりが入り、最後に三熊野神社へ集まります。
千秋楽

日曜の夜、祢里が三熊野神社へ向かいます。2日間の締めくくりにあたります。
令和8年は17時30分から21時までが夜祭りの時間帯でした。全ての祢里が並び、壮観な光景です。
千秋楽には、各町の幹事が集まり最後の挨拶をする場面も見られます。その後一斉に動き出す祢里は圧巻です。
祢里が並ぶ場面

祭事中は、複数の祢里が並ぶ場面があります。日中に愛宕神社に祢里が並ぶ場面があります。また、千秋楽に向かう道中も並んで向かいます。
アクセスと駐車場
公共交通機関の利用が勧められています。掛川市も当日の混雑を案内しています。
電車とバス
- 東海道本線 袋井駅から約20分
- 東海道新幹線 掛川駅から東海道本線に乗り換え
- 袋井駅から秋葉バス横須賀方面行きに乗車し、「新横須賀」下車
車
- 掛川ICから約25分
駐車場について補足します。令和5年の掛川市と掛川観光協会の案内には、掛川市大須賀支所に駐車場がある旨の記載がありました。令和7年の案内にはこの記載がありません。
